12月のまとめ

12月に行った展覧会まとめ

 

心斎橋PARCO 東學肌絵図鑑 12月のDRESS CODE feat.服飾作家SEN
エスパスルイ・ヴィトン大阪 ゲルハルト・リヒター「Abstrakt」
大阪府中之島図書館 博覧会の展覧会Part2 大阪の博覧会
大阪市立自然史博物館
大阪市中央公会堂 瀧本幹也写真展「PRIÈRE」
大丸梅田店 ART! ART! OSAKA 大現代アート展2021-2022
あべのハルカス近鉄本店 『10 WAVES』~ZERO HOUR:嬉しい~
大丸心斎橋店 HYKRX Exhibition

 

 

寒さに負けて外出意欲が下がり、腰の重さに打ち勝てるほどいい感じの距離で行きたい展覧会もあまり無かった。その中でゲルハルト・リヒターの展示は行きやすさとコストが悪くなく、作品を鑑賞する中であまりしたことの無い体験ができて面白かった。作品を見ているうちに、目の前の作品との距離感を掴めなくなり、少しフラフラした気分で酔うような感覚。大阪市立自然史博物館は特別展の無い期間に常設展をしっかりと見ようという意図で行ってみたものの、展示の物量を前に未だに1.5部屋程展示室を見切れていない。来年の状況はどうなっているか不明ながら、何度も訪れて楽しんでいきたい。来年も変わらず、新しい場所を開拓しつつ、見たい物を逃さず見ることが目標。

 

 

12月に読んだ本まとめ

 

宮澤伊織『裏世界ピクニック』5巻
吉村昭『死のある風景』

有田正規『学術出版の来た道』
全国昆虫施設連絡協議会『昆虫館はスゴイ! 昆虫館スタッフの内緒話』
谷口雄太『分裂と統合で読む日本中世史』
リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』
福岡伸一『芸術と科学のあいだ』
真鍋真『恐竜の魅せ方 展示の舞台裏を知ればもっと楽しい』
渡辺政隆『科学で大切なことは本と映画で学んだ』

 

 

話題の割にずっと読めていなかった『なぜ歴史を学ぶのか』をようやく読んだ。現在主義と過去とのバランス、リスペクトの歴史学という考え方になるほどと思わされたが、一読して中身を理解できたかは怪しく、歴史学に関する他の書籍を読んで考えていきたい。そういえば、今年刊行された中公新書の『歴史修正主義』も積読のままだ。年末年始の図書館閉館に合わせて本を借りまくってきたので、能うる限り読みたいところ。来年は古典とされる物をもう少し読んでいければ。

11月のまとめ

11月に行った展覧会まとめ

 

大阪歴史博物館 難波をうたう―万葉集と考古学―
大阪市立美術館 メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
国立民族学博物館 ユニバーサル・ミュージアム さわる!“触”の大博覧会
国立民族学博物館 躍動するインド世界の布
堺市博物館 和田家文書の世界 鎌倉~南北朝期の和泉・河内
国立文楽劇場資料展示室 ひらかな盛衰記
心斎橋PARCO Rei Nakanishi Exhibition "VESICA PISCIS"
心斎橋PARCO P.O.N.D. mini~パルコで出会う、まだわからない世界~
心斎橋PARCO PIECE OF PEACE『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-4 FINAL

 

 

ずっと行きたかったユニバーサル・ミュージアム展、興味は薄かったが行ってみるとやはりすごかったメトロポリタン展、シリーズとして何度か見て最終開催を期せずして鑑賞できたレゴ世界遺産展。新規開拓した場所は無いが、大きめの展示が個人的に面白かった。やっぱり、展覧会は博物館や美術館という空間での身体体験としてより楽しめる物だと思う。メトロポリタン展という巨匠の作品ラッシュの後でユニバーサル・ミュージアム展という視覚では無い可能性を探った展示を見たことで、現在目に付きやすい混雑名作展覧会以外の展示の在り方がこれから増えていかないかと考えてしまった。

 

 

11月に読んだ本まとめ

 

朝井まかて『白光』
石沢麻依『貝に続く場所にて』
竹町『スパイ教室』6巻
原田マハリボルバー
伏谷勝博『河内つれづれ』
伏谷勝博『河内つれづれⅡ』
みかみてれん『百合に挟まれてる女って、罪ですか?』

江間有沙『絵と図でわかる AIと社会 未来をひらく技術とのかかわり方』
おーちようこ『2.5次元舞台へようこそ ミュージカル『テニスの王子様』から『刀剣乱舞』へ』
金子隆一『日本は写真集の国である』
中村玄『クジラの骨と僕らの未来』
松村秀一『建築の明日へ 生活者の希望を耕す』
三上修『電柱鳥類学 スズメはどこに止まっている?』
山中俊治『デザインの小骨話』

 

 

考えさせられたり、勉強になったりした本は今月も少なくないが、朝井まかての小説『白光』を今月の一冊に挙げたい。日本人初のイコン画家である山下りんの生涯を描いた作品。宗教画を描く際に信仰は重要か。信仰の形としてある宗教画はいかなる物か。我々が宗教画に目を向ける際、信仰によって作品理解が変わりゆくのか。イコン画家として大成していく中の描写から、そんなことを考えながら読んでいた。まあ答えが出た訳では無いが。

10月のまとめ

10月に行った展覧会まとめ

 

阪急うめだ本店 FLOWER LOSS, ARTist
阪急うめだ本店 バンクシー展~仕掛けられた世界~
ジーストア大阪 ドキドキ★ビジュアル展2021
髙島屋史料館 キモノ★ア・ラ・モード
大阪髙島屋 金丸悠児展-セイメイのカタチ-
大阪髙島屋 悉皆-風の時代の継承者たち-
心斎橋PARCO HACKK TAG合同展示企画「ART for SOCIETY, ARTIST for LIFE」
狭山池博物館 狭山池のルーツ-古代東アジアのため池と土木技術-
スキュルチュール江坂    
ダスキンミュージアム    
直木三十五記念館    
国立国際美術館 コレクション1:1968年展−新しいパラダイムを求めて−
モモモグラ 『忍者と極道』展
アサヒビール大山崎山荘美術館 和巧絶佳展 ―令和時代の超工芸
JT生命誌研究館 食草園が誘う 昆虫と植物のかけひきの妙

 

 

溜め込んだ鬱屈を晴らすかのようにあちこちに出かけた。行きたい物はあっても感染状況から避けたり、都合が合わなかったりしたのが少なくなかったので、京都の展覧会を鑑賞したのは関西に来てからおそらく初めてだ。大規模な展示にはあまり行かなかったが、髙島屋の悉皆展や大山崎山荘美術館の和巧絶佳展などで、現代の作家の作品を久々にまとまった量鑑賞できたのが嬉しい。和巧絶佳展は建物も相まって、和の最先端工芸の美しさが光っていた。ずっと行きたかったが機会が無かったスキュルチュール江坂やJT生命誌研究館など、博物館・美術館の新規開拓できたのも良い。ちなみに、今気になっている博物館は今年夏にオープンしたミリタリーアンティークス大阪。博物館や美術館などではない場所としては、ネスタリゾート神戸のアクティビティを体験しに行きたい。

 

 

10月に読んだ本まとめ

 

大島真寿美『結 妹背山婦女庭訓 波模様』
佐藤究『テスカトリポカ』
白鳥士郎りゅうおうのおしごと!』15巻

川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』
木村由莉『もがいて、もがいて、古生物学者!! みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから』

トーベン・クールマン『アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険』

 

 

うろうろ出回っていたのもあってか、今月はあまり読書が捗らず。今月印象に残った1冊は『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』。著者が全盲の美術鑑賞者と一緒に美術を見ていく中で感じたことを綴ったノンフィクション。自分は知識や付加情報に頼って作品鑑賞が前提ありきの物ではないかとか、美術鑑賞という体験から得られる物は何なのかを考えさせられる一冊だった。上記以外では、ジョージ・タケイの『〈敵〉と呼ばれても』とマーガレット・アトウッド侍女の物語』のグラフィックノベル版と、2冊の海外マンガを読んだ。

9月のまとめ

9月に行った展覧会まとめ

 

山王美術館 生誕120年荻須高徳佐伯祐三

 

 

感染広がる都市部にあまり出ないようにしていたら、訪れた展覧会は一つだけになった。まだ会期は長く残っているものの、来年1月に閉館して移転・オープンする山王美術館で久々に作品を鑑賞できたのは嬉しい。両者の作品でどちらかを選ぶなら、絵から力を感じる佐伯祐三になるが、家に飾るなど日常的な場で目にするには空気を重くしそうな感じがする。緊急事態宣言が解除されるのもあって、10月はもう少し色々な展示を見に行きたいところ。

 

 

9月に読んだ本まとめ

 

池田明季哉『オーバーライト』3巻
ハサン・ブラーシム『死体展覧会』
美奈川護ヴァンダル画廊街の奇跡』1~3巻

遠藤まめた『みんな自分らしくいるためのはじめてのLGBT
門倉紫麻『2.5次元トップランナーたち 松田 誠、茅野イサム、和田俊輔、佐藤流司
木下直之木下直之を全ぶ集めた』
桑島浩彰、川端由美『日本車は生き残れるか』
鳥越美奈『たまたま、図書館長。~それはドイツからはじまった』
堀尾真紀子『女性画家10の叫び』

 

 

一旦読書習慣が崩れ、そのまま戻りきらないまま時が過ぎてしまった。積読と借りたまま読まずに返す本が増えていく。今月印象に残った一冊は『死体展覧会』。イラク出身の作家が描く、イラクを取り巻く暴力の現実。宗教・政府・軍隊・テロ。時には幻想的な話を織り交ぜながら、バッドエンドというにはあまりに日常で圧倒的な不条理を描いた短編が14編収められている。イラクから離れて難民としての暮らしが始まっても悪夢から逃れることができない。移民局で過去の体験を語る『記録と現実』が個人的に印象深かった。テロリストグループをたらい回しにされ、それぞれ違った立場の過激派の人間として処刑ビデオに出演させられた男の話。最後に秘めた真実の物語として語る言葉があまりにもささやかな願いで重い。

8月のまとめ

8月に行った展覧会まとめ

 

GLION MUSEUM
上方浮世絵館 芝居と歴史のあいだ
髙島屋史料館 アートのチカラ2021@高島屋史料館
ジーストア大阪 幼なじみが絶対に負けないラブコメ
大阪企業家ミュージアム 大阪から日本の産業革命を切り拓いた起業家 松本重太郎展

 

 

今月は初めて訪れたGLION MUSEUMが楽しかった。大阪築港にあるクラシックカーミュージアムで、実際に乗ることはできなかったが、レンガ倉庫の中で時代を感じさせる車が並んでいる空間はタイムスリップしたかのような魅力的な場所だった。自動車に興味はそこまで無いものの、一番最初に展示されていた馬車にぐっと惹きつけられ、最後のイセッタまで、普段目にすることのない車に時代を感じていた。

月頭に4ヶ所巡り、大規模接種を済まして大阪企業家ミュージアムに行った以外は家に籠りきりだった。9月に入ると2回目のワクチン接種から2週間が経過するものの、あまり外を出歩く気分にならない。兵庫県立美術館のハリポタ展など、興味のある展覧会は越県しなければならず、悩んでしまう。

 

 

8月に読んだ本まとめ

 

岩井俊二『零の晩夏』
澤田瞳子『星落ちて、なお』
津村節子『茜色の戦記』
ドン・デリーロ『沈黙』
二月公『声優ラジオのウラオモテ』5巻
李琴峰『五つ数えれば三日月が』

DK社編『博物館のバックヤードを探検しよう! 博物館のすごい裏側大図鑑』
宇野重規『民主主義とは何か』
加藤陽介企画・編集『電線絵画 小林清親から山口晃まで』
小林快次『恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ』
佐藤信編『古代史講義【氏族篇】』
田島木綿子『海獣学者、クジラを解剖する。 海の哺乳類の死体が教えてくれること』
真辺将之『猫が歩いた近現代 化け猫が家族になるまで』
毛利嘉孝バンクシー アート・テロリスト』
吉岡乾『フィールド言語学者、巣ごもる。』

アニカ・アルダムイ・デニス『お話の種をまいて プエルトリコ出身の司書プーラ・ベルプレ』

 

今月読んだ小説で印象に残ったのは『星落ちて、なお』だろうか。河鍋暁斎の娘である画家が、不羈なる親の画業と親子の念を超えた絵の繋がりの因縁に懊悩しつつ、時代の移りゆく中で自らの絵と折り合って生きていく姿を描く。河鍋暁斎すら時代の流れで古く感じられていく中で、その根底にあった狩野派の影が弟子にすら忘れ去られていくことにやりきれない思いを抱く場面が心に残る。色々な影響を受けて生きていく中で、影響あった恩を忘れたり、改竄したりなどせず、できるだけ覚えていたい。

小説以外でも魅力的な本は多かった。『博物館のバックヤードを探検しよう!』は豊富な写真を用いてあらゆる側面から博物館の仕事を紹介した本で、日本の館の話は少ないが、その分だけ海外の様々な博物館の裏側を知ることができる。『猫が歩いた近現代』は史料に残りづらい近代以降の猫の姿を、新聞や雑誌などから浮かび上がらせた本で、現代のペットを超えた家族としての猫が、いつでも一般的な認識では無かったことを教えてくれる。あとは、展覧会に行けなかった電線絵画展の図録を見ることで、ちょっとした展覧会体験ができたのも良かった。こういう形での展覧会体験は増えていきそう。

7月のまとめ

7月に行った展覧会まとめ

 

アルフォンス・ミュシャ館 カランドリエ ミュシャと12の月
大阪歴史博物館 あやしい絵展
大阪くらしの今昔館 掌の建築展―橋爪紳也+遠藤秀平 建築ミニチュアコレクション―
阪急うめだ本店 キュン!マムアンとララ展
心斎橋PARCO 万美文字-MAMIMOZI-
狭山池博物館 コドモとセンソウ-狭山の学童疎開と戦時下のくらし-

 

 

今月はあやしい絵展に行けたのが良かった。東京国立近代美術館で鑑賞したかったものの機会がないまま会期が終わり、ニコニコ美術館の生放送も見始めたところで、やっぱり自分は展覧会という場所での体験が好きだと感じて視聴を止め、ようやく行くことができた。"あやしい"女性の絵を多く鑑賞できて満足はしたが、東京会場と違って写真撮影が全面禁止だったのは残念だった。

 

 

7月に読んだ本まとめ

 

蒼山サグ『ぽけっと・えーす!』3巻
一色さゆり『光をえがく人』
白鳥士郎りゅうおうのおしごと!』13~14巻
竹町『スパイ教室』5巻
竹町『スパイ教室短編集』
氷上慧一『神姫PROJECT 彼方からの旅人』
牧野圭祐『月とライカと吸血姫』6巻
李琴峰『彼岸花が咲く島』
フィリップ・ロス『グッバイ、コロンバス』

荒井裕樹『まとまらない言葉を生きる』
五十嵐太郎『過防備都市』
芝原暁彦、大内ライダー『特撮の地球科学 古生物学者のスーパー科学考察』
藤垣裕子『科学者の社会的責任』
藤原聖子『宗教と過激思想』
前﨑信也『アートがわかると世の中が見えてくる』
望月典子『タブローの「物語」 フランス近世絵画史入門』

 

 

8月から大阪で緊急事態宣言が再度発令されるが、現在発表されている限りでは、普段利用している図書館が休館することは無く、依然として書架で本を選ぶことができるらしい。一安心ではあるが、状況が変わって閉まる可能性も少なくなさそうだ。最近は本を読んでも、目に字を写して転がして頭にあまり入らないことが多く、ぼんやりとしている。

6月のまとめ

 これを書き続ける限り、自分は生き続けているのだなあとしみじみと感じる。書くのを辞めてもいいかと思う頃には、何か別の形が生まれていると良い。

 

 

 

6月に行った展覧会まとめ

 

大阪大学総合学術博物館 大学創立周年記念展「街に生きる学問ー学都大阪の礎・つなぎあう想いー」
HANKYU BRICK MUSEUM
髙島屋史料館 愉快な「まち」をつくる
大阪市立自然史博物館 大阪アンダーグラウンド

 

 

どこかへ行きたい思いを募らせていた割には、それほど展示を見に行くことが無かった。一方で、展示替えで再訪した髙島屋史料館以外は初めて行った場所ばかりで、新鮮な気分で展示を楽しめた。大阪自然史博物館の展示が面白かったかな。地球スケールからもっと身近な領域まで、自分の足の下をこれだけ色々な角度で視ることができるのか。ドンと置かれたクジラの骨の展示で大阪がかつて海だったことを知り、大阪と水の関わりの深さを再認識し、ハサミシャコエビの巣穴の型取り標本に惹かれた。常設展を見る時間がほとんどなかったが、10倍サイズのクロゴキブリ模型に度肝を抜かれる。敢えて10倍模型を展示した理由とかあるのかな。再訪したい。

緊急事態宣言での休館期間が長かったことで、展覧会を見に行くことが当然のことではなくなり、行動の選択肢の上位から外れることが増えるようになった。それでもやっぱりあの空間が好きだから行くのだけれども、以前ほど色々行きまくることは減るかもしれない。7月からの展覧会で興味があるのは大阪歴史博物館のあやしい絵展。

 

 

6月に読んだ本まとめ

 

竹町『スパイ教室』2~4巻
ノア・チャーニイ『名画消失』
原田マハ風神雷神 Juppiter, Aeolus』上下
サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』
ヴィクトリア・マス『狂女たちの舞踏会』

秋山具義『世界はデザインでできている』
小林雄次『特撮ヒーロー番組のつくりかた』
ナカムラクニオ『洋画家の美術史』

上里隆史『琉球という国があった』

 

 

今月は小説気分が強かった一方、それ以外はあまり読めなかった。今月読んだ中で印象深いのは『理不尽ゲーム』。ベラルーシという国家の闇を、長い間昏睡して目を覚ました若者と周囲との関わりで描いていく。昏睡した若者の姿が停滞した国家の姿と重なり、抑圧された現実から進む手立てを示す。半分ぐらい読んだあたりで、昏睡したまま、おばあちゃんの語りの端々に社会の闇が散りばめられていくのも面白いのかもしれないと思ったが、目を覚ましたということが、国の可能性という点でも意味を持つのだろう。