11月のまとめ

11月に行った展覧会まとめ

 

大阪歴史博物館 難波をうたう―万葉集と考古学―
大阪市立美術館 メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
国立民族学博物館 ユニバーサル・ミュージアム さわる!“触”の大博覧会
国立民族学博物館 躍動するインド世界の布
堺市博物館 和田家文書の世界 鎌倉~南北朝期の和泉・河内
国立文楽劇場資料展示室 ひらかな盛衰記
心斎橋PARCO Rei Nakanishi Exhibition "VESICA PISCIS"
心斎橋PARCO P.O.N.D. mini~パルコで出会う、まだわからない世界~
心斎橋PARCO PIECE OF PEACE『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-4 FINAL

 

 

ずっと行きたかったユニバーサル・ミュージアム展、興味は薄かったが行ってみるとやはりすごかったメトロポリタン展、シリーズとして何度か見て最終開催を期せずして鑑賞できたレゴ世界遺産展。新規開拓した場所は無いが、大きめの展示が個人的に面白かった。やっぱり、展覧会は博物館や美術館という空間での身体体験としてより楽しめる物だと思う。メトロポリタン展という巨匠の作品ラッシュの後でユニバーサル・ミュージアム展という視覚では無い可能性を探った展示を見たことで、現在目に付きやすい混雑名作展覧会以外の展示の在り方がこれから増えていかないかと考えてしまった。

 

 

11月に読んだ本まとめ

 

朝井まかて『白光』
石沢麻依『貝に続く場所にて』
竹町『スパイ教室』6巻
原田マハリボルバー
伏谷勝博『河内つれづれ』
伏谷勝博『河内つれづれⅡ』
みかみてれん『百合に挟まれてる女って、罪ですか?』

江間有沙『絵と図でわかる AIと社会 未来をひらく技術とのかかわり方』
おーちようこ『2.5次元舞台へようこそ ミュージカル『テニスの王子様』から『刀剣乱舞』へ』
金子隆一『日本は写真集の国である』
中村玄『クジラの骨と僕らの未来』
松村秀一『建築の明日へ 生活者の希望を耕す』
三上修『電柱鳥類学 スズメはどこに止まっている?』
山中俊治『デザインの小骨話』

 

 

考えさせられたり、勉強になったりした本は今月も少なくないが、朝井まかての小説『白光』を今月の一冊に挙げたい。日本人初のイコン画家である山下りんの生涯を描いた作品。宗教画を描く際に信仰は重要か。信仰の形としてある宗教画はいかなる物か。我々が宗教画に目を向ける際、信仰によって作品理解が変わりゆくのか。イコン画家として大成していく中の描写から、そんなことを考えながら読んでいた。まあ答えが出た訳では無いが。