5月に行った展覧会まとめ
心斎橋PARCO UNDってなぁに?
大丸心斎橋店 アメリカスポーツアートの巨匠が描く ゴルフアート展
富士フイルムフォトサロン大阪 小林修写真展 司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代
阪急うめだ本店 篠原貴之 水墨絵画展
梅田蔦屋書店 FRUCTUS CHIZURU MASUMURA
大阪大学総合学術博物館 モダン中之島コレクション “大大阪”時代の文化芸術発信センター
キヤノンギャラリー大阪 報道写真記者と広告写真家の比較作品展「誰が撮っても、同じじゃない。」
大阪市立科学館
大阪府立中之島図書館 街頭紙芝居ってどんなもの??展
大阪市立美術館 華風到来 チャイニーズアートセレクション
大阪歴史博物館 タイルとおおさか-日本における「タイル」名称統一100周年-
きしわだ自然資料館
岸和田城 収蔵品展-岸和田の美術-
岸和田だんじり会館
岸和田市立自泉会館 佐佐木勇蔵コレクション「短冊に見る日本人の美意識」
コロナもあってあまり会えていなかったサークルの後輩と中之島近辺を中心にうろうろした。自分は独りで展示を見ることがほとんどだが、独りで見ている限りでは知識も感想も自分の領域を大きく超えることは無い。久々に会えた嬉しさも大きかったが、誰かと展示を一緒に見て、雑に感想を共有する体験ができたのは楽しかった。大阪市立科学館のように、体験展示が盛り沢山な所だと誰かと周る方が良い。先月の堺廻りもサークルのメンバーと行ったが、人と逢える機会を大事にする意味でも、こういう他人と展示を見て過ごす時間をこれからも取っていけるといい。
5月に読んだ本まとめ
アンドレイ・クルコフ『ペンギンの憂鬱』
佐藤まどか『スネークダンス』
『大阪市ミュージアムガイド』
岡田憲治『政治学者、PTA会長になる』
小高知宏『機械学習をめぐる冒険』
倉阪鬼一郎『はじめてのトライアスロン』
皓星社編集部編『<記憶の継承>ミュージアムガイド 災禍の歴史と民族の文化にふれる』
佐藤忠良『つぶれた帽子 佐藤忠良自伝』
渋武容『日本の航空産業』
宮下規久朗『名画の生まれるとき 美術の力II』
山田徹、谷口雄太、木下竜馬、川口成人『鎌倉幕府と室町幕府 最新研究でわかった実像』
ミュージアムという枠に収まる場所はとりあえず1度は行ってみようとしているため、大阪市内の施設情報をまとめた『大阪市ミュージアムガイド』は非常に便利で助かる。最寄りの図書館で借りて冊子として読んだが、オンライン上でも公開されており、興味がある方は是非読んでほしい。企業博物館や大学博物館も網羅しており、開館事情が把握できていなかったサクラアートミュージアムや、予約すれば入れることを初めて知った大阪市立大学140周年記念展示室など、初耳情報も少なくなかった。そして、大阪メトロの一日乗車券であるエンジョイエコカードを使いまくっていながら、施設割引の存在を初めて意識した。半分以上の施設にまだ行ったことが無いため、どんどん巡っていきたいところ。
今月読んだ中で面白かったのは『政治学者、PTA会長になる』だろうか。前世紀的で不合理なPTA活動を、政治学者の著者が改革しようとする奮闘劇を描いた体験記だが、ボランティア活動組織における立ち振る舞いという面で興味深かった。何者かである人間が、何者でも無いと思う献身的な人間に大上段の正論でやり合うよりも接し方はあるだろうと。まあ強いられ、仕事として捉えられるようになったボランティア活動はおかしな物ですが。