11月のまとめ

11月に行った展覧会まとめ

 

日本近代文学館 日本をゆさぶった翻訳―明治から現代まで
国立新美術館 MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
渋谷ヒカリエ ダハ! アートラボ・グループ アートショー
渋谷ヒカリエ The daisy* world.
DIESEL ART GALLERY JUN OSON「D_I_S_T_A_N_C_E」
SAI PUGMENT「Almost heaven」
HARUKAITO by island 有賀慎吾個展「⁂ ( triple eyed perspective )」
BLOCK HOUSE 影山凜太郎個展「カリガネのバタ足」
NANZUKA 2G FriendsWithYou「Little Cloud」
3.5D 魔女展
西武渋谷店 卒業生作品展桑沢2020×シブセイ デザインは死なない。New羅針盤
西武渋谷店 AKI INOMATA個展「Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs?」
Bunkamura Gallery 吉岡耕二 色彩の旅 パリを中心に-モンサンミッシェル・ニース
Bunkamura Gallery 市村しげの個展「儚さの痕跡:Traces of Fragility」
ミュージアム 明治期の折熨斗コレクション~贈り物のシンボル
ライトシード・ギャラリー 非接触の手触り―名もなき実昌の萌え燃え絵画展
伊藤忠青山アートスクエア 本田亮SDGsユーモアイラスト原画展~楽しく知る世界を救う17の目標~
pixiv WAEN Gallery 三輪士郎個展「Lots of Handz」
調布市文化会館たづくり 大村雪乃展「Happiness」
東京都美術館 2020年度アーカイブズ資料展示「旧館を知る」
アドミュージアム東京 Good Ideas for Goodミニシアター
旧新橋停車場 走るレストラン~食堂車の物語~
日比谷図書文化館 荒俣宏の大大マンガラクタ館
国立公文書館 グルメが彩るものがたり-美味しい古典文学-
東京国立近代美術館 MOMATコレクション 特集:「今」とかけて何と解く?
江戸東京博物館 大東京の華―都市を彩るモダン文化
アップリンク吉祥寺 UPLINK 2020 La Mano Fria
吉祥寺美術館 所蔵作品特別展示たいせつなじかん
東京都庭園美術館 生命の庭―8人の現代作家が見つけた小宇宙
伊勢丹新宿店 鈴木誠郷洋画展
伊勢丹新宿店 かわさきみなみ展 Blooming花が咲くとき
新宿高島屋 田村吉康絵画展 ICON-TACT-マンガの新しい地平-
三鷹市山本有三記念館 「日本少国民文庫」が灯したもの―若き編集者たちとの交流―
森美術館 STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ
サントリー美術館 リニューアル・オープン記念展Ⅱ 日本美術の裏の裏
21_21 DESIGN SIGHT トランスレーションズ展−「わかりあえなさ」をわかりあおう
東京ミッドタウン・デザインハブ 見えてないデザイン−社会に問い続けるムサビ−
国立科学博物館 国立公園-その自然には、物語がある-
国立科学博物館 世界の海がフィールド!学術研究船「白鳳丸」30年の航跡
国立国会図書館国際子ども図書館 平成を彩った絵本作家たち
インターメディアテク 遠見の書割――ポラックコレクションの泥絵に見る「江戸」の景観
和泉市久保惣記念美術館 書の名品―経巻・墨蹟・和様の美―
なんばマルイ 海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド
心斎橋PARCO Reality&Fantasy The World of Tom of Finland​
心斎橋PARCO JP POP UNDERGROUND
心斎橋PARCO Mr. Brainwash EXHIBITION“LIFE IS BEAUTIFUL

 

 

色々行った。東京を離れることになったので、行こうと思い続けながら訪れていなかった博物館を巡り、見ておきたかった展覧会をいくつか見た。紅ミュージアム、アドミュージアム東京、江戸東京博物館……どこも今まで行ったことが無かったのを後悔するいい場所だった。行けなかった心残りは、東京都現代美術館やアーティゾン美術館、弥生美術館など。東京都現代美術館はリニューアル後は行っておらず、他2館も行ったことが無い。まあいつか行く日も来るでしょう、多分ね。見たかった展覧会は他に無数にあり、今行きたい展覧会もいくつもあるが、大阪府下に住むようになった今は今で、関西圏の展覧会で面白そうな物を巡っていきたい。まずは何がどこにあるかを知る所から。

ひたすらうろうろすることに夢中で、記録をあまり残していなかったが、これからはもう少し残していきたいと思う次第。日本近代文学館の翻訳展、友人らとわいわい鑑賞した新美のMANGA都市TOKYO、日比谷図書文化館の荒俣宏展辺りが印象的。

 

 

11月に読んだ本まとめ

 

池田明季哉『オーバーライト』2巻
フィリップ・シュルツ『私のディスレクシア
都築真紀魔法少女リリカルなのは
長月達平『戦翼のシグルドリーヴァ Sakura』上
サマセット・モーム『月と六ペンス』

NHKトップランナー」制作班編『別冊トップランナー 奈良美智
NHK美の壺」制作班編『NHK美の壺アールヌーヴォーのガラス』
C・V・オールズバーグ 『ハリス・バーディックの謎』
風木一人『青のない国』
古賀太『美術展の不都合な真実
ミヒャエル・ゾーヴァミヒャエル・ゾーヴァの仕事』
ミヒャエル・ゾーヴァミヒャエル・ゾーヴァの世界』
高橋明也『美術館の舞台裏―魅せる展覧会を作るには』
長谷川祐子『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』
レナード・S・マーカス『ランドルフコールデコット―疾走した画家』

 

 

展覧会を周ることに時間を費やして東京滞在時はそこまで本を読めず、大阪に来てから数が少々増えた。環境が変わったのでまず図書館に行き、大体の図書館蔵書の方向を確認した。他の近隣図書館や府下の図書館と組み合わせ、新たな図書館ライフを構築していきたい。

今月読んだ小説で強く心に残ったのは『月と六ペンス』。タイトルとゴーギャンがモデルという前情報ぐらいしか無い中読んだが、ストリックランドという人物の存在感、彼を取り巻く人々によって語られるそれぞれの人生観、切れ味の良い会話と、名作と語られる所以の一端がわかった。ゴーギャンっぽさをストリックランドから感じることは、わずかな基礎設定部分以外に無かった。新書では『美術展の不都合な真実』と『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』が興味深かった。美術館に行く人も行かない人も、前者は特に読むことを勧めたい。