1月に行った展覧会まとめ
大阪中之島美術館 すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合
国立文楽劇場資料展示室 文楽の花鳥風月
国立文楽劇場資料展示室 曽我廼家五郎 ―「喜劇」の誕生
髙島屋史料館 1909 現代名家百幅画会
山王美術館 山王美術館 ベストコレクション展
心斎橋PARCO ART SHINSAIBASHI
大丸心斎橋店 ニック・ウォーカーと現代アート展
寒さと怠惰で出不精気味の月だった。三が日に開館している珍しい美術館の大阪中之島美術館で1年のスタートを切ったが、それ以降は外に出る機会が減った。今月はこの月初めの具体展が一番印象に残っている。文脈不明ながら、作品それ自体として何か心を揺り動かす力を作品に感じた。作品という物自体でぶつかる具体の在り方が時代の産物のような気もしたが、今でも力を感じさせられるのはやはりすごいと思う。移転オープン以来、ずっと行けていなかった山王美術館に行けたのも良かった。来月以降の展覧会で興味があるのは、兵庫県立美術館の恐竜美術展。19世紀の復元図から20世紀の絵画作品、サブカル領域の作品から最近の研究に基づく現代の作品まで、恐竜のイメージの歴史と言える物が体験できそうで、会期は3月からだが楽しみにしている。
1月に読んだ本まとめ
全国昆虫施設連絡協議会『昆虫館はスゴイ! 2』
中西嘉宏『ミャンマー現代史』
新見隆『時を超える美術 「グローカル・アート」の旅』
矢萩多聞、つた『美しいってなんだろう?』
エドワード・ゴーリー『オズビック鳥』
昼寝など眠っている時間が増えたせいか、大して本も読めず。読めそうで手が動かなかったり、頭が働いていなくて文字が入ってこなかったり、本を開いて読み進めることがあまりできなかった。そんな状態ながら、世界文学全集の『ブリキの太鼓』を読み始めた。玉ねぎの皮をむくたびにギュンター・グラスを思い出していたので、いい加減読もうと図書館から借りてきた。1日20ページ程度で1ヶ月で読み終える計算をしているものの、早くも数日読めていない日が生まれてしまった。今年は古典も読んでいく年にしたい。